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(ア)
アクティブ運用 Active management

アクティブとは、英語で「活発な」という意味。

運用の世界では、ファンド・マネージャーが独自の知識・経験・ノウハウを活用して投資判断を行う運用を指します。

投資対象を選別し、買い換えていくことで株価指数などのベンチマーク以上の収益をあげることを狙います。

ファンドマネージャーが債券や株式等の組入れ比率や銘柄を決定し、一定の仕組みやコンピュータープログラムによる機械的な運用を行わないため、ファンドマネージャーの力量が問われることになる。

最も基本となる運用形態で、要は、「人間の判断」による運用。

アセット
 アロケーション
   (資産配分)
asset allocation

株式、債券、現金同等物、貴金属、不動産、収集品といったタイプの異なる資産の間でポートフォリオを分散化する投資テクニック。

リスク・リターンについていえば、アセットクラス(資産の種類)の異なるは、まったく異なる振る舞い方をするもの。

例えば、株がいちばん高いリターンをもたらすが、損をするリスクもいちばん高い。債券はそれほど儲かることはないが、株に比べると、ずっと安定している。

マネーマーケット商品(短期金融商品など)のリターンは取るに足りないものだが、元本割れを起こす心配はほとんどない。

資産配分をきちんとしておけば、リスクとリターンを最適な状態に組み合わせることが可能である。

アービトラージ取引
(裁定/サヤ取り)
裁定取引(アービトラージ/サヤ取り) arbitrage

2市場において異なる価格で取引されている証券を同時に売り買いすること。

つまり、価格差を利用して、一方の市場で買うと同時に、もう一方の市場で売って、利ザヤを稼ぐこと。ただし通常は、価格差はごくわずかなので、多大な利益を確定しようと思えば、大量に売買する必要がある。

アナリスト analyst

証券会社や投信会社などに所属し、投資理論・財務分析・企業調査などをもとに、株式などの投資価値の分析をし、その企業の株について買い推奨、売り推奨を出す人。普通は、ヘルスケア、半導体、銀行など、特定の業種を専門にしている。

アンカリング 知覚判断において、ある刺激の値からかけ離れた刺激を提示すると、その刺激に対しては直接判断していないにもかかわらず、元の刺激に影響が及ぶこと。投資で失敗する理由の半分は、このアンカリングのため。

アンダーウエイト Under weight

市場全体に対して特定の銘柄や業種が占めるウエイトやターゲットとする資産配分・保有比卒よりも、その銘柄や業種が実際の保有資産に対して占める比率を低くすること。

アンダー
  パフォーム
ベンチマークを下回ること。たとえば株式の場合、株式市場全体の平均的な収益率を下回ること。

(イ)
イールドスプレッド
(利回り格差)
yield spread

さまざまな証券間の利回りの差。償還期限(残存期間)や格付けの異なる債券同士を比較するのによく用いられる。格付けが高く、残存期問の短い債券に比べ、格付けが低く、残存期間の長い債券ほど、利回りが高くなる傾向がある。

信用度の低い債券を評価するときは、格付けの高い債券よりもデフォルト(債務不履行)リスクが高いため、それに見合うだけの利回り格差があるかどうかを見極めなければいけない。(訳注:特に「イールドスプレッド」というときは、長期金利から株式の益回りを差し引いた値を指すことが多い)。

インサイダー取引
(内部者取引)
Insider trading

第一の意味は、企業の役員らが公開された情報に基づいて証券売買を行なう合法的な取引。

第二の意味は、投資家が未公開を利用して証券売買を行う違法取引。

こうしたインサイダー取引を企業の先行きを見る手掛かりとして注視しているプロの投資家が多い。日本では普通、違法取引の意味で使われる。

インセンティブ 動機づけの材料や源泉のこと。

インデックス運用 indexing

パッシブ運用の一種で、S&P500などのインデックス(指数)とトータルリターンが同程度になるように運用する消極的な投資戦略。

機械的にインデックスに合わせて運用するため、アクティブ運用のポートフォリオに比べ、独特の利点がいくつかある。

第一に、規律に従った一貫性のある投資スタイル。これが最も重要な点だ。例えば、TOPIXのインデックスファンドの場合、東証一部上場銘柄以外のものに投資することは絶対にない。

こうした一貫性は、実際に自分でポートフォリオを作って適切な資産配分を行う際にも必要なことだ。

その点、アクティブ型のファンドマネジャーは投資スタイルに一貫性がなく、独自の資産配分計画とは合致しないものまで買い付けたりする。

インデックス(指数) index

特定の市場、業種、アセットクラス(資産の種類)を代表するような株式、債券、その他の証券を選んで合成したもの。

例えば、S&P500種株価指数はアメリカの大型株、ラッセル2000指数はアメリカの小型(MSCI)モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)EAFE指数は欧州・豪州・極東の外国株、リーマン・ブラザブラーズ総合債券指数は全米の債券市場を代表するインデックス。

こうした総合指数は特定の市場の全体の動きを見るときや比較するときのベンチマークとして利用できる。

例えば、大型株ファンドを持っているなら、そのトータルリターンとS&P500のそれとを比較すれば、ファンドのパフォーマンス(運用成績)が良いかどうかが分かる。

インデックスファンド index fund

特定のインデックス(指数)に採用されている銘柄をすべて保有していると仮定した場合と同じリターンを目指す投信。

インデックスファンドはポートフォリオの回転率が低いため、数あるファンドのなかで、いちばん経費率が低く、節税効果が高い。初心者には最適なファンド。

インフレリスク インフレーション(物価上昇)になると金利が急上昇し、通貨や有価証券の価値が目減りします。

インベストメント・
  パンダリング
市場や株価について、何の根拠もないのに投資家の興味をそそり、刺激し、興奮させて行動を取らせるアドバイス。

(ウ)
ウィルシャー5000 Wilshire5000

ニューヨーク証券取引所(NYSE)、アメリカン証券取引所(AMEX)、ナスダック(米店頭株式市場)で取引されているアメリカを本拠とする企業の株式、およそ7000銘柄の時価総額指数。

アメリカ株式市場全体を見るのにいちばん良い指標となる。「S&P500」「ダウ工業株30種平均」の項も参照のこと(訳注:現在は銘柄数が7000を超しているのが当初5000銘柄だったため、名称はそのまま使われている)。

運用報告書 Management report

投資信託の期中の運用状況を投資家に伝えるために発行される報告書のこと。投資環境、運用損益、コスト、基準価額・分配金の状況、今後の運用方針などが説明されている。

(エ)
エマージング
マーケット 
(新興成長市場)
emerging markets

エマージングには、浮かび上がるという意味があります。エマージングマーケットというとです。

世界中の新興諸国を指します。こういった国々です。新興諸国に投資するのは、それらの地域や国々での今後の高い成長性を見込んでいるためです。

高い成長率が期待できる国の株式に投資することで、投資資金の高い成長が期待できるというわけです。

ただ、高い成長を期待できると同時に、外国の市場ですから為替リスク、そして、大きな価格変動リスク、カントリー・リスクも含んでいます。

莫大な潜在成長力はあるものの、政変、政治腐敗、通貨暴落など、リスクが非常に高いのが特徴。

円高 Strong yen

円が外貨に対して強くなること(価値が高くなること)1ドル、120円が110円になるようなケース。

円安 Weak yen

円が外貨に対して弱くなること(価値が低くなること)1ドル、110円が120円になるようなケース。

(オ)
お化粧
(決算対策)
window dressing

顧客や株主に対してポートフォリオを実際よりも良く見せるために、四半期末あるいは年度末近くになって行う取引。

例えば、ミューチュアルファンドの運用担当者が、半期報告書(運用報告書)が公表される直前に、ポートフォリオのなかで損失の出ている銘柄を売却して、いかにも儲かっている銘柄ばかりを保有しているかのように見せかけること(訳注:これを「お化粧売り」という。window dressingは一般には「粉飾決算」の意)。


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